「歯の黄ばみを白くしたい!」と一言にいっても「どのくらい白くしたいのか?」「現在の歯の黄ばみはどの程度なのか?」によってホワイトニングの方法は変わってきます。
- 黄ばんできた歯を元通りの白い歯にしたい
- 元々の白い歯よりも、更に白い歯にしたい
「1.」の場合は、専用の歯磨き粉でもできますが、「2.」の場合は、クリニックでのホワイトニングが必要です。
ここでは、歯の黄ばみの原因と種類、また症状や希望に合ったホワイトニングの方法についてお話しています。
歯の黄ばみの種類
まず歯の黄ばみは「表面」と「内部」と黄ばむ部分の違いにより、ホワイトニングの方法も変わってきます。
歯の「表面」の場合
歯の表面の場合は、紅茶やコーヒーやワインやタバコのヤニが着色しているケースから黄ばみます。
この場合は、着色を落とすことにより歯は元の白さに戻ります。
歯の「内部」の場合
歯の表面だけでなく、歯の内部まで着色していた場合、いくら歯を磨いても、クリニックでクリーニングを受けても歯は白くなりません。
ホワイトニングが必要です。
無理して歯を磨き過ぎると、歯のエナメル質(白色)が削れて薄くなり、なかの象牙質(黄色)が透けてきて、かえって歯が黄ばんで見えます。
歯が黄ばむ原因
歯が黄ばんでいる原因は「外因的」と「内因的」があります。
「外因的」な歯の黄ばみ
紅茶やコーヒーやワインやタバコのヤニが着色して、歯が黄ばむケースが多いです。
この黄ばみが先ほどの「表面」から「内部」に浸透していきます。
歯の表面にあるエナメル質は、無機質97%・有機質3%と水でできていて、この有機質3%の部分に紅茶やコーヒーやワインやタバコのヤニが浸透して内部まで浸透します。
「内因的」な歯の黄ばみ
内因的な原因は、体内で歯が作られるときに色素が入って起きている黄ばみです。
歯の奥深いところまで変色しているため、歯のエナメル質や象牙質そのものが変化している状況です。
内因的な原因の多くは昭和40年代(1965年~1970年)に多く使用されていた、テトラサイクリン系の抗生物質によるケースで、この時期に新生児~6歳くらいだった子供に歯の変色が多く見られます。
この抗生物質による歯の変色は、母親の胎内で永久歯がつくられる妊娠6ヶ月~生後8歳までの間に、医師によって投与された人に起こりがちです。
歯の黄ばみを歯磨き粉で落す
歯磨き粉で歯の黄ばみを落とすにはいくつか注意点があります。
まず、落とせる歯の黄ばみの種類は「表面」に付着したケースです。
また、研磨剤が使用されている歯磨き粉で、ゴシゴシ歯を磨いているとエナメル質(白色)が削れて薄くなり、なかの象牙質(黄色)が透けてきて、かえって歯が黄ばんで見えます。
私の場合は「タバコとコーヒーによる歯の黄ばみを治したい!」ってことから、まずは研磨剤が使用されていないちゅらトゥースホワイトニングで実践しました。
普段の生活からの着色した歯の黄ばみを落とし、もともとの白い歯に戻るだけでもかなり印象は変わります。
しかし、もともとの白い歯よりも更に白くしたい場合は、歯磨き粉での黄ばみを落とすホワイトニングではなく、クリニックでのホワイトニングが必要になります。
歯磨き粉でのホワイトニングの特徴
歯の黄ばみが取れるのに時間が掛かる(2週間~数ヶ月)
もともとの歯よりは白くならない
費用が安い(歯磨き粉<ホームホワイトニング<オフィスホワイトニング)
歯のホワイトニングは2種類ある
歯のホワイトニングは、歯科医が行う「オフィスホワイトニング」と自分で行なう「ホームホワイトニング」があります。
オフィスホワイトニングとは?
歯科医院で歯科医や歯科衛生士によって行われるホワイトニングです。
薬剤も強いものを使い、プラズマアークライトなど色々なライトも使用して行ないます。
詳しくは「歯のオフィスホワイトニング|当日の流れ・料金・効果など」でお話しています。
オフィスホワイトニングの特徴
治療後にすぐにホワイトニング効果を実感できる(個人差はある)
費用が高い(歯磨き粉<ホームホワイトニング<オフィスホワイトニング)
ホームホワイトニングとは?
最初はクリニックに行きますが、実際にホワイトニングをするのは自宅です。
クリニックでは自分の歯型にあったマウスピースの様なものを作り、その中に薬剤を入れて歯にはめてホワイトニングをします。
主に、寝る時に付けるケースが多いです。
詳しくは「歯のホームホワイトニング|やり方・料金・期間・効果」でお話しています。
ホームホワイトニングの特徴
ホワイトニングの効果を実感するのに時間が掛かる(2週間~数ヶ月)
費用が高い(歯磨き粉<ホームホワイトニング<オフィスホワイトニング)
自宅で気軽に歯を白くできた100日体験談
